この村ではゴミが人々の命を燃やしていた
こんにちは!いつもご愛読いただきありがとうございます。
トウナンマガジン廣瀬智之です!
私は今カンボジアに滞在しています!!
滞在レポートはこちら↓↓
今回の記事は滞在レポート第二弾です!
つたない文章ですがお読みください!
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カンボジアにきて2週間を過ぎた。
僕は今シェムリアップでこの文章を書いている。
タサエンで高山さんにお世話になってから、
シェムリアップ、プノンペン、そして今に至る。
プノンペンに着いた日
僕は突如寒気と腹痛に襲われた。
食中毒(たぶん)だった
日に日に熱は上昇し、
腹はくだし
トイレにいっては苦しみ
寝ては苦しみ
ただただ苦しい日が続いた。
原因はおそらく
シェムリアップからプノンペンのバス中に、
となりのカンボジアのおばちゃんからもらったカンボジアンパンケ
写真はとってないけどこんなかんじの
ココナッツがかかったマフィンのようなもの
"美味しいからお食べ"
僕はその言葉になんの躊躇もなく平らげたが、
それが浅はかだった。
当初は
おばちゃんなんてことしてくれるねんと
おばちゃんに対する怒りの気持ちがこみ上げたが
そんなことを思ってしまった自分が悲しく思えた。
おばちゃんに悪気なんてものはなかったはずだし、
むしろ、寂しく一人で座っている僕を気にかけてくれたのだろう。
この国では
道を歩けば、砂煙りに目がやられる。
外食をすれば、お箸とスプーンはティッシュで拭き直す。
生野菜は信頼できる店以外は極力避ける。
ご飯を食べればハエがよってくる。
僕はどれだけクリーンな世界に生きてきたのだろう。
道がアスファルトで舗装されていれば
食器が汚れていない
ハエだって少ない
そんな世界で生きてきた僕の身体は
この国ではとても弱かった。
この写真をみて何を想うだろうか
この街ではゴミが人々の命を燃やしていた。
僕は今Kumaeというシェムリアップのゴミ山近郊をフィールド
ゴミ山ではゴミを集めて業者に売るということを仕事にする人が多
ゴミ山には注射器やガラスも落ちており、衛生状態も良くない。
皮肉にも後ろを見れば、きれいな田園風景が広がっている。
ゴミ山で働く理由
それは普通に働くよりもお金が稼げるからだ。
シェムリアップの農村部の平均月給が40~50$
都市部でも100$が平均となる。
その中でゴミ山は月に120$稼げることもあるという。
ゴミ山での生活から離れられない構図となってしまっているのだ。
ゴミ山付近の村でKumaeはバナナペーパーという
バナナの繊維を使用した紙を作成している。
バナナの木は一本たった50リエル(0.0125ドル)ほど
その木からA4のバナナペーパーが100枚ほど作ることができる。
バナナの木は一年草のため生え変わりが多く、
なおかつカンボジアでは一年中育つことができるので
コスト面、資源の面ともに非常にいい素材である。
ゴミ山でリスクを背負って働かなくてもいい社会
そんな未来に向かって彼女たちは歩き始めていた。
僕たちは村でお昼ご飯をいただいた。
メニューとしてはチキンカレーのようなものだったが、
今回は鶏を生きている状態から解体し、調理していただいた。
目を背けたくなったが、最後までそれを見届けた。
僕の生きる世界は
見えない と 見ない は違うんだ。
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